2014/8/29のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
拡大画像はこちら
先週のドル/円相場は、週初にプーチン・ロシア大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領の
首脳会談でウクライナ紛争の早期終結期待が高まったことで104円49銭まで買われましたが、
その後、プーチン大統領が「ロシアは停戦を協議する立場にない」と述べたことで、ドルは反落し
一時103円56銭の安値をつけました。
しかし、週末には4-6月期の米国内総生産(GDP)改定値が上方修正されたことや
NYダウが堅調に推移したことでドルは下げ渋る展開となり、104円台を回復して
週を越えています。
今週もウクライナ紛争を睨みながらの展開となりそうです。
ウクライナと親ロシア分離主義者、そしてロシア軍との武力衝突が激化しつつあり、
欧米によるロシアへの懲罰的追加制裁、ロシアによる報復措置などで、欧米とロシアの
対立はさらに深まっているため、リスク回避の円買い圧力が強まる可能性には
留意しておきたいところです。
また、週末には米雇用統計があり、結果次第では波乱の可能性も考えられます。
テクニカルで見ると、現状は一目均衡表の三役好転は続いており、ドルの上昇基調に
変化はないように見えます。
先週末の大きな陽線で、先週のドルの調整の下落を打ち消す形となっており、相場の地合いも
悪くありません。
Williams %Rが高水準にとどまっており、反落リスクには注意しつつも、基調のドル高は
維持される可能性が高いように見えます。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆一目均衡表とWilliams %Rなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから