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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/6/27のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、終始ドルが軟調な推移となりました。
ウクライナやイラクに対する地政学的リスクへの警戒感が高まったことや米国の1-3月期
国内総生産(GDP)確報値が前期比年率マイナス2.9%へ下方修正されたことなどを受け、
週末には一時101円32銭まで下落する展開となり、安値圏で週を越えています。

テクニカルで見ても、ドル売りの環境へと流れが変わってきています。
先行スパンの雲の中で動いていた相場は、先週末にクリアーに雲の下へ通し戻されており、
転換線も基準線を下抜けてしまっています(A)

遅行スパンもローソク足を下回り、売り環境へと変化しています。
もっとも、ローソク足と遅行スパンの相関が順行へと戻れば、週初ややドルが下支えされる
可能性がありそうです。

また、Williams %Rは過去のドル安局面での安値水準をすでに下回っており、水準としては
十分に売られすぎ水準まで達しているとも言え、反発の期待がかかります(C)

今週は、金曜日が米国休日のため、米雇用統計が3日の木曜に発表されます。
市場では、先月同様堅調な結果が期待されていることから、サプライズリスクは下方向にあり、
予想外に悪い結果の場合はドルの急落リスクもあることには留意が必要でしょう。

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