2014/6/20のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、米国のインフレ率が上昇し、景況感が改善したことで、102円台を回復し
102円36銭まで上昇したものの、連邦公開市場委員会(FOMC)声明やイエレンFRB議長の会見が
マーケット予想よりもハト派的な内容だったことを受け、再び101円台に押し戻される動きとなりました。
ただし、テクニカルに見るとドルの上昇が期待できる兆しも見えてきています。
先週末に、相場は先行スパンの雲に突入しており、しばらくは雲の中での動きを続ける可能性があります。
この場合は、102円半ばあたりまでの上昇が期待できるでしょう(A)。
また、遅行スパンもローソク足を上抜け陽転しており、今週前半のドルを下方向に引っ張る力に
耐えられれば、ドル上昇への動きが期待できます(B)。
ローソク足と遅行スパンが逆行を示せば、ドルの急上昇もありえる形となっています。
さらに、MACDを見ると、まだ売りサイン継続ながらMACDの反転が見られ、シグナルを上抜けする
可能性が出てきています(C)。
どのテクニカルの動きも、まだドル上昇の兆しに過ぎませんが、今週はこれらをしっかりと見極めて
いきたいところです。
材料的には、ウクライナでの停戦協議が決裂した場合やイラクが内戦に陥った場合は、リスク回避の
円買い圧力が強まることになるリスクがあることには留意していく必要がありそうです。
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