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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/12/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間から欧州スタートのかけてドルが底堅く推移し、
一時先週の高値を上にき103円39銭を付ける場面もありました。

先週の高値を抜けたものの、相場は加速上昇することなく、その後は徐々に上値の重い展開となって行きました。

NY時間に入ると、採択されたボルカールールが米国金融機関の収益を圧迫するとの懸念、
また米連邦公開市場委員会(FOMC)や財政協議への警戒感を受けてリスク資産投資に絡んだ
円売り意欲の後退が見られ、ドル/円は102円半ばまで押し戻される動きとなりました。

良好な米3年債入札を受けた債券利回り低下もドル売りの要因になったとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、昨日のローソク足は比較的大きめの陰線となり、前日の陽線を包み込む形状となっています(A)

これは、「抱き線」もしくは「包み足」と呼ばれるもので、相場の上昇後に現れた場合は、
反落の可能性を示唆する形となります。

先週の高値を抜けたものの、一段の上昇には繋がらず包み足となってしまったことで、
やや調整への警戒が必要となるのかもしれません。

調整の場合には、現状サポートラインSに支えられて上昇してきているため、このラインを維持できるかが
注目されます。

ラインブレイクの場合は、先週の安値である101円半ばが視野に入ってくると言えるでしょう。

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