2013/6/14のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
先週のドル/円相場は、日本銀行金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決定され、期待されていた日本版「長期資金供給オペ(LTRO)」の導入が見送られたことで、99円台から93円75銭まで急落しました。
6月決算のヘッジファンド勢が、安倍トレード(日本株買い・円売り)ポジションを手仕舞ったことで、東京株式市場の下落、ドル/円の下落に拍車がかかったとの指摘もあります。
テクニカルで見ると、大きな潮目の変化が確実となってきました。
ローソク足が、一目均衡表の先行スパンの雲をクリアに下抜けてきています(A)。
これは、昨年10月に雲を上抜けて以来のことであり、半年ぶりの転換となります。
同様に、遅行スパンがローソク足との順行をやめ、逆行へ転換したことで急落につながっています(B)。
遅行スパンも昨年9月に陽転して以来の転換であり、大きな変化が起きているといえます。
MACDを見ると、5月に陰転してから一貫して売りサインとなっており、現状も変化する兆しがありません(C)。
昨年の秋から続いてきた安倍トレード(日本株買い・円売り)の巻き戻しとなっており、目先はまだドル/円の上値の重い展開が続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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