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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/4/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、3月の中国PMIが50.9と市場予想の52.0を下回ったことを受けリスク・オフの流れが強まり、円が買い戻される展開となりました。
この動きで、ボリンジャーバンドのアッパーバンド水準を推移していた相場は、一気にロアーバンドに達するまで下落しています(A)

その後も上値は重く、欧州時間ではイースター休暇のため参加者が限られる薄商いの中、利益確定の売りに押されて更に下落する展開となり、93円80銭水準を下回るとストップロスを巻き込み急落しました。
この動きでは、ボリンジャーバンドを下抜けバンドウォークを示現しています(B)

その後は押し目買いもあり93円後半へ値を戻したものの、米ISM製造業景気指数が予想を下回り、米経済が減速しつつあるとの懸念が強まったことから再び売り優勢となり、3月6日以来の安値である93円16銭をつけました(C)

もっとも、ローソク足は安値を切り下げているものの、RSIは横這いから切り上がりに転じており、ダイバージェンスが確認出来ており、短期的な反発が期待できる状況といえそうです(D・D’)

ただし、市場の注目は依然本日の日銀の追加緩和策に集中しており、期待外れの場合の失望売りリスクには留意しておく必要があるでしょう。

提供: FXトレーディングシステムズ
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