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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/3/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

週明けの東京市場のドル/円は、日銀総裁候補の黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁が所信聴取への期待から93円73銭まで上昇したものの、94円を突破することはできませんでした。
黒田氏は各党の委員からの質問に答え、「基金による国債買い入れは、1-3年に限らずもっと長いものを買うことを検討していい」などとやや踏み込んだ発言もありましたが、サプライズな発現はなく、市場の期待感が高すぎた反動もあり、その後は利食い売りに押される展開となりました。

海外市場に入っても、新たな材料もなく方向感がつかめないため、93円前半での神経質な取引が続いています。

パラボリックも、陰転・陽転を短時間で繰り返しており、相場の気迷いムードが窺える形状となっています。

同様にDMIを見ても、ADXが軟化を続けており、相場に一方向へのエネルギーが存在しないことを示唆しています。

次の大きな動きは、週末の米雇用統計に期待することになりそうですが、きょう北京で開幕する中国の第12期全国人民代表大会(全人代)の第1回会合にも為替市場の関心が注がれる可能性もあり、留意しておきたいところです。

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