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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/2/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方、一時92円を割り込んだものの、すぐに買い戻されて92円半ばまで上昇しました。
その後、午後にかけては手掛かり材料に欠け、92円前半でのもみあいが続きました(A)

ロンドン時間になると、日銀の白川方明総裁が、任期満了を待たず3月19日に辞任すると表明したことが伝わり、円売りが三年する展開となりました。
後任には安倍晋三首相が進めるデフレ脱却に向けた緩和政策を支持する人物が選ばれる公算が大きく、「予想より早い時期に、これまでよりもハト派的な日銀総裁が誕生することになった」ことを海外勢が意識した結果との指摘が出ています。

この流れで、ドル/円は93円台を回復し、ボリンジャーバンドを上抜けしてバンドウォークを示現しています(B)
ドル/円は、NY時間に2010年半ば以来の93円61銭を付け、本日東京早朝にさらにその高値を更新する動きとなっています。

MACDを見ると、東京時間午後に交錯していますが、価格急上昇を前に買い転換を示していることが分かります(C)

本日は、ドルが急伸した後だけに利食いや調整売りも出やすいとみられますが、94円ちょうどを超えにはストップもあり、抜ければもう一段の上昇余力がありそうです。
また、ドルの押し目には、買い遅れが目立つとされる輸入勢のドル需要が見込まれるとの見方もあります。

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