2012/12/11のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のユーロ/ドルは、東京朝方は1.29ドル前半でもみ合いを続けていましたが、午後に入ると1.2930ドル付近から騰勢に転じ、1.2950ドル付近に控えていたストップロスを巻き込んで急伸しました。
FOMCを控えて、市場参加者は積極売買を手控えていたましが、アジア中銀がユーロを買っていたとの声も出ていました。
もっとも新規のユーロ買い材料が出ないなかでのユーロ/ドルの騰勢は持続せず、すぐに伸び悩んでいます。
この動きでボリンジャーバンドのアッパーバンドに達しましたが、バンドウォークは起きず上値抵抗となってしまいました(A)。
海外時間になると、ドイツ景況指標の予想外の改善や米国が「財政の崖」を回避するとの
楽観的な見方を手がかりに、リスク選好度が高まりユーロが買い進まれる展開になりました。
また、FOMCで追加国債買い入れを決定するとの観測もドル売り要因となりユーロ/ドルは1.30ドル台へと上昇しています。
このユーロ上昇では、ボリンジャーバンドの上方ブレイクが確認され、バンドウォークが示現しています(B)。
DMIを見ても、海外時間のユーロ上昇時にはADXがしっかりと上昇しており、ユーロ高がトレンドを作っていたことが確認できます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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