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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/11/21のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、終始円売り圧力が続きじりじりと上昇を続ける動きとなりました。
東京時間では、10月貿易赤字が予想よりも膨らんだことで円売り圧力が強まり、82円突破を試す動きとなりました。
10月の貿易収支は予想を上回る5490億円の赤字となり、赤字は4カ月連続。海外経済の減速や尖閣諸島をめぐる日中対立の影響で対中自動車輸出が大幅に落ち込んだことが影響し、10月としては過去最大の赤字を記録しています。

もっとも、東京時間午後になるとユーロ圏財務相会合でギリシャ問題の結論が持ち越しとなったことから、82円台突入は阻まれ、ドル/円の上昇が失速する局面もありましたが、大きな押しには繋がらず、円売り圧力は継続しています。
この局面で、一時的にパラボリックが売り転換したものの、すぐに買いに転じており、昨日はほとんどの時間で買いサインを出し続けて、上昇力の強さを示唆する動きとなっています。

海外市場でも、円売りの流れは続き、ドル/円は4月6日以来となる82円台を示現し、82円55銭まで上昇し、高値圏でNYを引けています。

DMIを見てもADXが一貫して上昇しており、久しぶりの高水準となっていることから、今回のドル/円上昇のトレンドの強さが伺えます。

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