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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/11/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日の東京時間のドル/円は、79円半ばで上下10銭程度の非常に小さな動きが続きました(A)
本日に予定されている米国債の償還・利払いに伴う円転需要の高まりへの思惑と、日銀の追加緩和への期待での綱引きで動きにくいとの指摘もありました。

その後、午後2時52分ごろに共同通信が、「野田佳彦首相が14日、民主党の輿石東幹事長に対し、12月16日に衆院選を実施したいと伝えた」と報じると、午後3時にかけて円安への動きが強まりました。
さらに野田佳彦首相が党首討論で16日に衆議院を解散し、来月総選挙を実施する意向を示したことを受け円売りが続き80円30銭まで上昇しています。
選挙では自民党が有利と見られ、自民党の阿部安倍晋三総裁が、「日銀に強力な金融緩和を求めていく考えを示すと同時に、政府・日銀間で政策協定(アコード)を結び、インフレターゲットを導入する」考えを表明していることが円売り材料となりました。

この流れでボリンジャーバンドのバンドウォークが示現しており、一貫してバンド上を上昇していることが確認できます(B)

また、DMIではADXが上昇して、このドルの上昇がしっかりとしたトレンドを形成していることが分かります(C)

バンドウォークはNY時間まで続きましたが、ロアーバンドの転換がバンドウォークの終了を示しており(D)、その後は高値圏での持ち合いとなってNYを引けています。

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