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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/11/2のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、フィボナッチリトレースメントMACDを表示しています。

先週のドル/円相場は、30日の日銀金融政策決定会合で期待されていた資産買入れ等基金(80兆円)の増額が11兆円程度に留まったことで79円28銭まで下落した後、政府・日銀によるデフレ脱却を目指した「共同文書」により、12月の日本銀行金融政策決定会合で追加緩和措置が打ち出されるとの期待感が高まったこともあり、下値は支えられ再度上昇する展開となりました。
さらに、週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比17.1万人増加したことでドル買いが進み80円68銭まで上昇しました。
26日の高値を抜け、80円台にしっかりと乗せていることで、ドルの上昇への期待が高まる動きといえます。

テクニカルを見ると、中期的にはもう一段上昇が期待されるものの、短期では目先天井の可能性も考えられる動きにも見えます。

エリオット波動を検討してみると、現在は9月13日の安値を起点とする上昇波動の第3波を形成している可能性が考えられます。(第1波77.10円~78.20円、第2波77.20円~77.45円、第3波77.40円~)
この場合、第3波は第1波の1.618倍となることが多く、先週末の高値でその水準まで達成しています。
また更に細部を見て、この第3波は5波に細分され、現状はその5波目を完成しつつあるように見えることも、このカウントを支持するものとなります。
このカウントが正しい場合、相場は第4波を形成しに行くため、短期的にはドル反落の可能性が高まります。
ドルのもう一段の上昇はその調整後ということとなります。

MACDを見ると10月2日の陽転以降一貫してドル買いサインが続いていますが、やや上値が詰まった感じで反転リスクを感じさせることも、ドル反落への警戒シグナルに見えます。

提供: FXトレーディングシステムズ
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