2012/8/16のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のアジア時間のユーロ/ドルは、1.23ドル前半で小動きとなりました(A)。
ユーロは手掛かり材料に乏しいなかでレンジ相場が続いています。
しかし、欧州時間に入ると、欧州株式市場が下落して取引を開始したために、ユーロは頭の重たい展開となり1.23ドル割れを試す動きとなりました。
さらに、ギリシャが財政赤字削減の目標達成期限の再延長を求める意向である事が英FT紙で報じられると、これを嫌気してユーロ下落が加速する動きとなり、ボリンジャーバンドのバンドウォークを示現しつつ1.2270ドル水準まで軟化しましたた(B)。
またこのとき、準備金の分散化を進めている欧州中央銀行(ECB)がユーロを売っているとのうわさが出たという指摘もありました。
その後は、1.22ドル台後半での小動きに戻りNYを引けています。
MACDを見ると、東京時間に一度買い転換しているものの、すぐに反転し売りサインを出しており、この買い転換が騙しであったことが確認できますた(C)。
MACDの転換が騙しであった場合、その後は一気に相場が動くことも多く、今回のユーロ急落を示唆していたといえそうです。
まだ夏季休暇中の市場参加者も多く、次の動きがはっきり出てくるのは来週以降と言えるのかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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