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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/8/14のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のアジア時間では、国内外とも多くの市場参加者が夏季休暇に入っており、積極的な取引は限られたことで、閑散で方向性に欠ける取引となりました。
ユーロ/ドルは1.22ドル台後半で小動きながらも先週のユーロ下落に対するポジション調整の動きもあり、下値は限られたものとなっていました。

欧州時間に入ると、前週末10日の海外市場でギリシャ財務省が発表した1~7月の中央政府の財政赤字が132億ユーロと、前年同期の159億8000万ユーロから縮小し、政府目標(148億3000万ユーロ)の範囲内に収まったことなどを要因としてユーロ買い戻しの流れが起きました。

この流れで、ユーロ/ドルはボリンジャーバンドを上方ブレイクしバンドウォークを形成し、1.23ドル後半まで大きく上昇しました(A)

もっとも、ユーロは今月、ECBのスペイン・イタリア国債買い入れを期待させるドラギ総裁の発言に支援されて上昇していたが、ECBの方針が不透明なことや政治的不協和音を受けて、ここ数日売られていたことの反動による単なるポジション調整との指摘も多いようです。

DMIを見ても、昨日のユーロ上昇にもかかわらずADXの水準はあまり上がっておらず、トレンドの発生ではなく調整の動きであることが確認できます(B)

提供: FXトレーディングシステムズ
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