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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/7/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、東京時間からドル売り圧力が続き、一昨日の米FOMC後の上昇分を押し戻される動きとなりました。
注目の日銀金融政策決定会合では、「固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを5兆円程度減額し、短期国債買い入れを5兆円程度増額する」と発表され、市場の予想通り新たな緩和は見送られました。
しかし、一部通信社のヘッドラインで、「資産買入枠を5兆円拡大」との部分だけ先に伝わったことで、円売りが拡大する局面がありましたが、基金全体の規模自体は、70兆円で前回から変化がなく、国債の買い入れ増額が長期国債ではなく短期国債だったため、緩和効果が乏しいとその後は失望感につながり、再び円が買い戻される展開となりました(A)

欧州市場以降は、79円台前半に張り付いてしまい、小動きに終始しました(B)
ドル/円は方向感がなく、79円台での取引が続く動きとなっており、ボリンジャーバンドにライン内での動きであることが分かります。

また、DMIを見てもADXが右肩下がりを続けており、トレンドがなく、方向性に乏しいことが確認できます(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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