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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/7/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

昨日は、バイトマン・独連銀総裁が「欧州危機は更に大きな基金をもってしても解決が難しい。」と発言した事が報じられ、これを嫌気してユーロ売りが加速する展開となり、ユーロは対ドルで2年ぶりの安値を付ける動きとなりました。
これを受け、リスク・オフの流れが強まり、ドル/円も軟調な推移となっています。

テクニカルで見ると、やや変化の兆しを感じる動きとなっています。
MACDが、6月6日に陽転して以降一貫して買いサインであったものが、昨日陰転していることが確認できます(A)
先週まで、何度か陰転を試したものの跳ね返されていましたが、下方向への圧力が強まっていることを感じさせます。

一目均衡表の遅行スパンを見ても、現状水準を横這いで推移すると、週後半には陰転してしまうことが分かります(B)
もっとも、ローソク足との関係を見ると、目先交錯する動きであり、明確な売りサインとは言えないかもしれません。

現在、先行スパンの雲のなかにいて、目先雲のなかでの動きが予想されますが、下値抵抗が79円前半に出来ています(C)
この水準を下抜けるようであれば、雲の下限を試すというよりは、さらなる下値試しの可能性が高くなるように見えるため要注意といえそうです。

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