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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/6/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日は、安住淳財務相が為替や介入について「ノーコメント」を貫いたが、前週末の海外市場でドル/円のレートチェックの憶測が広がったこともあり、介入警戒感が強いマーケットとなりました。
もっとも、午後はドル/円が停滞色を強め、ロンドン市場が今日から休場になることあり、正午から午後3時までの値幅はわずかに上下7銭にとどまりました。

東京時間と海外スタートにかけて2回78円割れを試す局面がありましたが、78円水準では介入警戒感のため、強い下値抵抗が出来ていることが確認されます(A)

また、MACDをみても、この78円割れトライの局面で陰転を試しに行っていますが、2回とも陰転には至らず、ドルの底堅い状況を確認することとなっています(B・B’)

海外時間に入ると、米国長期債利回りの低下が一服し、欧州各国の長期債利回りも上昇が一服する動きとなったために、過度なリスク・オフへの意識が後退し、ポジション調整的な動きとなってことで円が売り戻される動きが強まりました。
サポートラインSに下値を支えられてドルが値を戻していることが確認できます。

本日は、欧米の大きなイベントや悪材料の出尽くし感も強まっており、リスク・オフの巻き戻しが継続する可能性が高いといえるものの、英国がエリザベス女王即位60周年記念の祝日となっており、欧州時間は昨日のように取引が閑散となる可能性もあるでしょう。

提供: FXトレーディングシステムズ
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