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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/12/8のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、東京時間は小動きが続いたものの、上値が重い展開となりました。

欧州時間に入ると、下値抵抗であった77.60円水準を割り込んだことで下落が加速し、77円台前半までつけています。
この流れで、ボリンジャーバンドは拡大を伴った下方ブレイクとなり、バンドウォークを示現しています(A)

もっとも、MACDを見ると東京時間で既に陽転に失敗しており、下落が示唆される形状となっていました(B)

その後、NY時間には米新規雇用保険申請者数が発表され、予想より悪化していたことからもう一段のドル売りとなり、77.10円まで下落しました。

しかし、ECB理事会で0.25%の利下げを決定したものの、ECBドラギ総裁が「債券購入の拡充は示唆していない」「利下げ決定は全会一致ではない」とコメントしたこと、更には総裁がIMFを活用した救済資金供給枠拡大に関して否定的な見解を出したことを受け、一気にリスク回避相場の様相となり、ドルが買い戻される動きとなりました。
この上昇で、ドル/円は一日に下げをすべて戻し77円後半での取引となっています(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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