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ドル円買いにご注意!

日本のFX市場では、ほとんどのFX投資家がドル円を買いから始めます。そしてポジションのバランスを見ても、月によって異なりますが、7割から9割の投資家が買いポジションをもちます。

初心者の多くは「売り(ショート)」から入ることを、わかっていてもなかなか実践できません。頭では理解しているつもりでも、まだ身体で理解できていない状態ににている気がします。

通貨ペアにしても、余程馴染みがあるのか、USD/JPYの取引が全体の9割を占める、という話も耳にしたことがあります。多少の誇張はあるにせよ、多くの投資家にとって身近なペアはドル円なんでしょう。

良く、「そろそろ上がりそう」なんて言葉を耳にしますよね?このそろそろ上がりそうが危ないんです。ニュースで円高ドル安、昨日より10銭マイナスでした、なんて頭にインプットされると、相場は明らかに下降傾向にあるにも関わらず、「そろそろ買いかなぁ・・・」と思いながら取引画面を開くことになります。もちろんそこからチャートを見たりニュースを見たりして下降するリスクもあるなと感じながらも、期待感や直感によって買いポジションをもってしまいます。

上昇傾向であることを都合良く解釈できるようなトレンドラインを引くこともしばしば。日足、12時間足、4時間足、どれを見ても売りのトレンドにあるにも関わらず、5分足でトレンドラインを引き、つい買いのトレンドにあるような線を引いてしまいます。

そうすると、サポートラインも徐々にあがっていくイメージが沸き、ここから反発すれば1円以上の高値で決済できそうだ!などと妄想し、ついには自分は今トレンド転換の最先端にいるかのような錯覚を覚えます。順張りか逆張りかはその時の相場次第で将来が保証されるわけではありません。ただ、あくまでも相場と向き合う際は中立的な立場で冷静に判断する事が大切ですね!

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