2010年のFX業界は取引ツールに注目!
2010年はFX業界にとって今後の業界の成長を占う重要な年になりそうです。
既にご存じの通り、ロスカットルールの整備が2010年2月よりスタートし、同年8月からはレバレッジ規制が待っています。少ない証拠金での取引が魅力であったFXですが、規制に伴い、ある一定以上の証拠金が求められるようになります。むろんレバレッジが低くなれば安全というわけではありませんが、ギャンブル性を意識した取引が大幅に減ることが予想されます。
通貨間のスプレッドもほぼ限界に達し、世界各国の金利情勢も良くないことから、スワップポイントも昔ほど付与することができません。まだまだ商品の魅力は薄れていませんが、各社の差別化ポイントが価格からサービスやシステム、または他金融商品との連携を意識した戦略をとることは容易に想像できます。
2009年末より、外為オンラインが新取引ツールのデモを開始しました。また、外貨exで有名なサイバーエージェントFXも新取引ツール「Cymo NEXT」をリリースしました。これ以外にも数多くの業者から新しい取引ツールが発表されています。
チャートの強化だけでなく、操作性を意識したもの、Windows/Mac OS両対応であるものなど訴求点は多岐にわたっています。最近ですと、FXブロードネットが新たに「フィボナッチリトレースメント」をデモ口座に対応した様です。FXブロードネットは頻繁に取引ツールをバージョンアップしており、チャートに対する意気込みが強い様です。近日中に本番口座への適応がありそうです。
その他にも約定の安定性、約定率100%をサービスの売りとされている事業者も増えてきています。信託保全の強化なども含めて考えると、商品としての魅力は事業者努力で引き続き向上を目指し、当局からの規制で投資家保護をさらに推進する年になりそうです。
@FXが独自に仕入れた情報では、近日中に新しいサービスがいくつか登場するとのことです!2010年もFX業界から目を離せませんね。