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外国為替証拠金取引の総取引金額推移について

身近な金融商品としてその地位を確立したFX(外国為替証拠金取引)ですが、実際どれほどの成長を遂げたのかについて調べてみました。
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調査対象データ

社団法人金融先物取引業協会の「店頭金融先物取引の出来高(総取引金額)」発表データおよび、外為どっとコムが開示している「口座数・預り高の推移」を参考にしました。

H17年度Q4~H21年度Q2までの総取引金額推移

店頭FX総取引金額(億円)

グラフに示す通り、H17年度Q4からH20年度Q4まではほぼ右肩上がりで純増しています。H21年度上半期については、多少の落ち込みを示しましたが、H20年度Q2、Q3の総取引金額は依然上回った状態を維持しています。H17年度Q4は50兆7305億円、H21年度Q2は498兆6806億円と4年弱で市場は10倍もの成長を遂げています。この成長の背景には、直近では、リーマンショックらに伴う証券市場の低迷、円高傾向の大幅な加速が考えられます。過去には、2005年7月1日に金融先物取引法が改正されたことに伴い、事業者に対する厳しい罰則と規制を設けたことにより、信頼の回復や、新しいサービスの登場がありました。
新しいサービスの観点では、手数料無料や外為オンラインが火付け役となったスプレッド固定が市場を拡大させた大きな要因となりました。また、FXブロードネットは、実質の手数料であるスプレッドを1銭といった表記から0.5銭~の様に、さらに低コスト化したことにより、口座開設数、取引金額の爆発的な増加に拍車をかけました。

外貨預金の代替手法としてスワップポイントを狙った低レバレッジでの運用や、気軽に外貨預金感覚を味わえることも人気の要因でしょう。

外為どっとコム総口座数と総取引金額の関係

このグラフは、先ほどのグラフに、外為どっとコムの口座開設数推移を並べて表示した物です(両データ間の相関は0.963)。FX業界では口座数No.1の外為どっとコムは、H19年度Q1から総口座数が飛躍的に高まっています。外為どっとコムの総口座数の伸びに遅行し総取引金額が向上しているのは、様々な要因があると思われますが、先で述べた様にの活躍や事業者同士の競争により市場が大きく拡大したものと考えられます。

H21年度Q3の外為どっとコム総口座件数はQ2と比べて伸び率があまり変わっていないため、恐らく店頭FX総取引金額の結果も横ばいか多少の増加が予想されます。H21年度Q4からH22年度にかけては、ロスカットルールの整備やレバレッジ規制の導入等により、FX投資家にとっては商品としての安全性が増すため良い結果を招くのでしょうか。レバレッジ規制は、商品としての魅力を損なってしまうとの声も一部ではありますが、実際に生き残っている投資家の中でレバレッジ200倍で取引を続けているケースは希であり、大きな影響はないと見ています。

まとめ

過去約4年間でFX市場が10倍に広がりました。各社の競争とその背景にある法規制らにより店頭FXが多くの投資家に魅力ある商品として認知された今、業界の今後の方向性や事業者の施策については引き続き注目していく必要がありそうです。このまま発展がなければ、CFD(Contract for Difference)へ移行する投資家が多くなりそうですが、皆さんはいかがでしょうか。

追記

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