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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/12/8のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートはドル/円の1時間足、パラボリックRSIを表示しています。

昨日は、一昨日からのドル上昇の流れが継続する展開となりました。
パラボリックを見ると一昨日の買い転換以降、一貫して買い環境継続を示唆しています。

欧州時間に一時的に売り転換する局面もありましたが、すぐに反転転換しておりドル買いムードの強さが窺えます(A)

しかし、価格的には欧州時間以降もドルの上昇がみられたものの、RSIを見ると欧州時間の売り転換前が最高水準となっていることが分かります。
つまり、ローソク足とRSIの動きがダイバージェンスとなっています(B・B’)
このダイバージェンスが示唆するように、その後相場は天井を付けて反転が起き、パラボリックも再び売り転換となっています。

先週末の米雇用統計後の下押しをほぼ取り戻してきたドル/円ですが、先週上値抵抗となっていた84円半ば以上を抜けていくことが出来るかが注目されます。

【テクニカル一口解説】

1. RSIのダイバージェンス
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというものです。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなることがあります。

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