2010/09/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、米国休場ということもあり、アジア時間・欧米時間ともに小動きが続きました。
アジア時間では、材料もなく84.30-50円でのレンジ相場となっています(A)。
先週末の雇用統計で大きく行って来いの展開となったためにマーケットは方向感を失い動きがとれなかったものと思われます。
その後、英ポンドが今週行われる金融政策会合での金融緩和実施への思惑を背景に下落する展開を強めたことでクロス円通貨が軟調地合いとなったこと受け、ドル/円はやや水準を切り下げ84.00円を試す動きとなりました。
もっとも、模様眺め気分の強い雰囲気に変化はなく、米国休場のなか方向感のない動きで、84円前半でのレンジ相場が続きました(B)。
DMIを見ても、ADXが終始低水準での横這いとなっており、トレンドレスなマーケットであることが確認できます(C)。
【テクニカル一口解説】
1. ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。
ADXが高水準であれば移動平均線やパラボリックなどの「順張りテクニカル」を参考にします。逆に、低水準であれば、RSI等の「逆張りテクニカル」を参考にします。
提供: FXトレーディングシステムズ
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