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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/05/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリックDMIを表示しています。

昨日は東京の朝方と昼過ぎにドルの下値を試しに行く動きが強まり、92.40円水準まで下落しましたが、この水準は底堅くともに跳ね返され、結果としてダブルボトムが形成されることとなりました(A)

ダブルボトム形成後は、ドルが堅調に推移し、サポートラインSに支えられて上昇しています。
ロンドン時間になると、パラボリックでも陽転が確認され、その後もドルはじりじりと上昇を続け93円台を回復する展開となっています(B)

もっとも、一日の中ではドルの底堅さがはっきり出ていましたが、DMIを見るとADXが極めて低水準で横ばいとなっており、明確なトレンドとなっていないことが確認されます(C)

【テクニカル一口解説】

1. ダブルボトム
ダブルボトムとは、底値圏で出現することで相場の底を示すチャートパターンです。
二つの谷(安値)とその間に一つの山(高値)でダブルボトムとなり、二つの谷(安値)はほぼ同値、或いは二つ目の谷が最初の谷(安値)より高い谷(安値)となることで前回の安値を更新できず下降圧力の低下・下降基調の変化を意味します。
ダブルボトムの売買サインは二つの安値をつけた後、その間に出来た山(高値)を上回った地点が買いサインとなります。

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