2019/9/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/09/09)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京朝方は前日の流れを引き継ぎ
108円半ばで始まったものの、1カ月半ぶりのドル高水準ということで
本邦輸出勢の売りが先行、108円ちょうど付近まで軟化しました。
昼に日銀金融政策決定会合で現行政策の維持を決めると、
何らかの追加緩和措置を実施すると期待していた向きから円の買い戻しが流入し、
一時107円79銭まで下落しました。
オーストラリアの経済指標に反応し、
豪ドル/円が74円前半から73円前半まで急落したことにつられた円買いも
ドル/円下落の材料となったとの指摘もあります。
その後は、欧州時間からNY時間にかけて108円を挟んで
方向感のない小動きが続きました。
米中通商交渉に関し、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが、
早期に合意しなければ「米政府は対中関税を50%または100%に引き上げることもあり得る」
との米政府関係者の話を伝えたこともドルの重しになったようです。
日米の金融政策決定会合という重要なイベントを通過したことで、
マーケットはやや材料出尽くしムードとなっており、本日は週末ということもあり、
明確な方向性の出る動きは期待できないものと思われます。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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