2010/04/06のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日は、ドル/円の調整が続きました。
95円が天井圏として意識されドルはじりじりと軟化、レジスタンスラインRに上値を抑えられて下落基調をたどりました。
一貫して下落基調を続けていたことは、MACDでも確認できます(B)。
しかし、この下落も3月30日の安値から4月2日の高値までの上昇幅の38.2%押しであり、4月1日には上値抵抗として作用していた水準でもある93.70円レベルで止められることとなっています(A)。
MACDでもこのレベルでは反転に転じているため、一旦は下押しが終わったことが示唆されています(B)。
本日は、この水準を底値に反発するか、調整が続き下抜けてしまうかが注目ポイントといえそうです。
【テクニカル一口解説】
1. フィボナッチリトレースメント
相場はトレンドが発生したときでも一直線に動くわけではなく、「戻り」の動きを繰り返しながら動いていきます。
上昇相場における押し目や下降相場における一時的な戻りの目標価格を判断する指標として「フィボナッチリトレースメント」が使われます。
フィボナッチとは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ氏が研究した「フィボナッチ級数」を意味し、リトレースメントとは「引き返す、後戻りする」といった意味です。
フィボナッチリトレースメントでは、フィボナッチ比率に基づいた38.2%、61.8%と補足的に50%の水準がよく用いられます。
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