2010/04/05のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMIを表示しています。 |
昨日は、欧州の主要国がイースター休暇(イースター・マンデー)で休場となるなか、模様眺め気分の強い環境が続き、各通貨ともに狭いレンジ内での推移を続けました。
ドル/円は7カ月ぶりの高値を付けたことや95円という値ごろ感などから、利食い売りが先行する形で上値を抑えられ、小動きながら軟調に推移しました(A)。
急上昇に対する調整相場となったことは、DMIでADXが右下がりに推移していることでも確認ができます(B)。
ロンドンの引けにかけて、もう一段利食い売りが強まる局面で、94円割れを試すムードも出ましたが、下値も限定的で、その後値を戻してNYの引けを迎えています(C)。
ドルの先高感は相変わらず強いものの、目先95円水準を意識して足踏み状況となっているようです。
【テクニカル一口解説】
1. ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは米国人のジョン・ボリンジャーが開発した、移動平均線にボラティリティ(変動率)の概念を組み入れたテクニカルチャートです。
ボリンジャーバンドは相場の変動率を統計学の標準偏差を利用して表しています。
標準偏差は、現在の価格がその移動平均線からどの程度誤差があるかを示しているもので、標準偏差が小さい場合は、価格変動が小さく、大きい場合には価格が大きく動く相場を意味します。
つまり、ボリンジャーバンドの幅が小さい時は膠着相場、幅が大きい時は大相場を示すことになります。
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