2010/03/09のドル円相場の考察
昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日は、朝方ボリンジャーバンドが収縮後横這いとなっていましたが、東京市場スタート後にドルの下押し圧力が強まり、バンドを下方ブレイクすることとなりました。
バンドの拡大を伴ったブレイクであり、バンド・ウォークを観察することができます(A)。
その後、90円台を回復する場面もありましたが、ドルの上値は重く欧州市場で再びドルの下値を試す動きとなりました。
しかし、この下押しも3月4日の安値から今週月曜日の高値までの上昇幅の38.2%水準で支えられる動きとなっています(B)。(フィボナッチ・リトレースメント)
この間、MACDも一貫して右から下がりを続けており、ドル下落トレンドが発生していたことが確認されます(C)。
その後はポジション調整のドル買い戻しとなり、90円手前まで値を戻してNYの引けとなりました。
【テクニカル一口解説】
1. フィボナッチ級数
人間が最も美しいと感じる比率に黄金比と呼ばれるものがあります。
その比率は1:1.618で、隣り合う2項の比がこの黄金比に収束する数列がフィボナッチ級数です。
具体的には、初項と第2項を1として、第3項以降を前2項の和で示した数列で、
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610,987,1597,2584,4181・・・・・と続きます。
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