2016/12/12のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/12/12)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、週明けの朝方は利益確定の
ドル売りに115円16銭まで値を下げる動きとなりました。
テクニカル面から、2015年高値125円86銭と2016年安値99円の
フィボナッチリトレースメント61.8%戻しである115円60銭レベルが
上値めどとして意識されたとの指摘もあります。
しかし、欧州時間に入ると、ドルは再び上値を伺う動きとなり
116円を突破し、2月8日以来の高値となる116円12銭をつけました。
NY時間に入ると、経済指標の発表もなく材料難の中、
米FOMCを控え利益確定のドル売りも見られ、ドルは徐々に下落、
NY引けにかけては米国債利回りの低下を受けてさらにドル売りが進み、
一時115円を割り込む動きとなりました。
米FOMCに関しては、利上げ決定はほぼ織り込み済みで、
焦点は来年の利上げペースについてFRBがどういったメッセージを
発信するかに移っているとの声が聞かれました。
テクニカルで見ると、昨日のローソク足が高値でのかぶせ足に近い形となっていること、
価格が新値を更新しているもののRSIが下落基調になることなどから、
短期的な調整の可能性が高まってきているように見え注意が必要でしょう。
※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
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