2016/10/26のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/10/24)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間は日本株が底堅く推移したことを受け、
104円台前半でドルの下値も支えられました。
欧州時間に入ると、方向感に欠ける動きに変化はないものの、
ドイツ株の下落につられややドルの重い動きとなり
104円ちょうど近辺へ軟化しました。
NY時間に入ると、9月米卸売在庫がプラスに転じたこと
9月の米新築住宅販売件数が市場予想に反し前月比3.1%増と
プラスとなったことを受けドルは底堅く推移し、取引中盤に入り
マイナス圏で推移していた米国株が前日終値水準まで
下げ幅を縮めるとドル/円も104円62銭まで上昇しました。
NYの上昇でボリンジャーバンドを上抜けたものの、
勢いのないバンドウォークとなっており、上昇に力を感じません。
RSIも高い位置にあり、もう一度104円後半を試す可能性は
否定できないものの、さらに大きく上昇していく形には見えません。
米国の利上げ継続期待は続くもののドル高材料は不足気味といえ、
ドルは底堅いながら買い進めないという今の状況が、
本日も継続されるものと思われます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
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