2016/10/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/10/17)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間は103円台後半での小動きが続きました。
中国の国内総生産(GDP)などの指標発表が注目されたものの、
市場予想とほぼ同じ結果となったことで動意は限られていました。
欧州時間に入ると、米国債利回りの低下に伴ってドルは軟化し、
一時103円17銭まで下落する動きとなりました。
一部メディアが次回の日銀金融政策決定会合で
追加緩和を見送ると報じたこともドル安要因となったとの指摘もあります。
この流れで、相場はボリンジャーバンドを下抜けバンドウォークが形成されたことが確認できます。
もっとも、MACDは前日から売り転換しており、
昨日の一貫したドルの重さを先取りして示唆していたことになります。
その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、
ほとんどの地区で経済活動の成長継続、労働市場のひっ迫が報告されたことを受け、
ドルの買戻しが入り103円半ばまで値を戻してNYを引けています。
今週に入り104円台が重いことが確認されたものの、積極的に下値を売り込む材料も無く、
本日も方向感に欠けた動きが続くものと思われます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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