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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/7/7のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/7/4)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、朝方は101円台半ばでスタートしたものの、
その後はじりじりと軟化する動きとなりました。
日経平均株価の下落をにらみながら欧州スタート時には
100円63銭の安値をつけました。

その後、欧州株の上昇や米債利回りも小幅上昇したことを受け、
ドルの買戻しが入り101円23銭まで上昇しました。
6月の米ADP雇用統計が民間雇用者数が17.2万人増と市場予想を上回る
伸びとなり、米新規失業保険申請件数も25.4万件と市場予想を下回り、
4月半ば以来の低水準を記録したことで、米労働市場の拡大継続が
確認されたこともドルの下支えとなったと指摘されます。

しかし、その後発表された週次原油統計で在庫の減少幅が
予想を下回ったことを受けてリスク回避の円買いが優勢となり、
100円60銭まで押し戻されてNYを引けています。

テクニカルで見ると、依然ボリンジャーバンド
収縮を続けており、相場がこの中にとどまっていることで、
大きく動きエネルギーのかけていることがわかります。
MACDても、ゼロ以下を推移していることからややドルの上値が
重く見えますが、MACDとシグナルが交錯していることから、
明確な方向性がないことが示唆されています。

市場の注目は、本日の米雇用統計に集まっていますが、
結果が市場予想よりも弱かった場合、米景気減速懸念が強まって
ドルは素直に下落すると見込まれる一方、強かった場合には
103円の壁を上抜けることが出来るかが焦点となりそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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