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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/2/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京市場が休場の中、
ドルが値を下げる動きとなりました。
一昨日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)
議長の議会証言で3月の利上げに慎重な考えが示され、
市場では米国経済の先行きを懸念する見方が広がった
ことを受けて、リスク回避の円買いが進みました。

ただし、ボリンジャーバンドを見ると、東京時間では
バンドウォークを止めバンドの中へと相場が戻っている
ことから、市場参加者の少ないなかでの模様眺めの
動きであったことが示唆されています。

その後ロンドン時間に入ると、欧州株式の下落を受け
円買いの流れが続き、一時は2014年10月以来の
高値110円98銭までドルは下落しました。

しかし、NY時間の朝方に日銀が一部の銀行にドルの対円
水準について「レートチェック」を行ったとの噂が流れると、
財務省・日銀が介入を実施するとの観測が強まり、
ドル/円は一気に113円台を回復する動きとなりました。

この動きで、MACDは買い転換し、111円割れが
目先の底であった可能性が高まりました。

ただし、リスク回避ムードは根強く、
NY引けにかけては、再び112円割れまで
押し込まれ、112円半ばでNYを引けています。

本日も日経平均株価の下げが予想されており、
これを受けた円買い圧力が続くものと思われます。

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