2015/11/16のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、先週のパリ同時多発テロの影響を受け、
短期筋を中心に売り先行の展開となり、一時122円23銭に下落しました。
ただし、下げたところでは国内勢を中心としたドル買い・円売りが出て下値を支えました。
122円はかつて長く続いたレンジ上限で、レンジを抜けた後では
それがサポートに切り替わっているとの見方もあります。
同時多発攻撃への懸念は欧州市場の取引時間帯序盤には和らぎ、
欧州株は早朝の下げから回復し、NY時間に入って米株も同様に上昇し、
予想された安全資産への逃避への動きは見られず、
ドルもショートカバーが続き123円28銭まで値を戻しました。
テクニカルで見ても、MACDが東京午前中には買い転換しており、
その後も買い環境継続が示されています。
米国の年内利上げ観測は根強く、今週の日銀金融政策決定会合では、
追加緩和が打ち出されるとの見方は少数派ではあるものの、
来年にかけての追加緩和への期待感が強いことから、
ドル/円の上昇基調に変化はないという見方が支配的となっています。
本日も、日経平均の反発も見込まれることから、
ドル/円も123円前半での底堅い動きが予想されます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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