2015/1/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、ドルが値を持ち直して119円後半で推移しました。
ユーロ圏経済への懸念やギリシャ政局変の不透明感が高まる中、ユーロ/ドルが
2005年12月以来の安値となる1.1754ドルまで下落したことに伴うドル買いが、
ドル/円でもドルを下支えしたとの指摘があります。
テクニカルで見ると、遅行スパンがローソク足と絡んで推移しており、売り転換する
リスクが懸念されます(A)。
現状は同期する動きとなっているため、売り転換の可能性は来週以降が高いように見えます。
もっとも、来週以降で逆行の動きに転じた場合は、ドルが大きく上昇する可能性も
出てくるため、目先遅行スパンの動きには注意が必要といえるでしょう。
先行スパンの雲は、来週以降118円台半ばまで上がってきて、雲の厚みも厚くなるため、
下値はこの水準が抵抗となりそうです(B)。
RSIを見ると、やや下落しつつあるとはいえ、中立水準であり、明確な方向が見えない形
となっています(C)。
本日は、米国の雇用統計が発表されますが、結果次第では大きく一方向に動く可能性もあり、
それが次の動きへのきっかけとなりそうなため、要注目といえるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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