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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/11/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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 チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間では、日経平均株価が上げ幅を拡大して年初来高値を更新する
動きに連動する形で上昇し、115円台を回復しました。
市場では、米雇用統計後の短期調整が早くも終了したとの見方も出ていました。

海外市場に入ってもドルは堅調な動きを続け、2007年10月以来の高値となる116円09銭まで
上昇しました。
「安倍首相が消費税増税を先送りする可能性がある」との報道により、一段の日本株の上昇が連想され、
円売りにつながったとの指摘があります。

この流れで相場は、ボリンジャーバンドの上昇を伴いながらアッパーバンドに絡んでいますが、
バンドそのものは拡大していないためバンドウォークとは言えず、ドルの緩やかな基調としての
上昇を示すものとなっています。

NY時間に入ると、ウクライナで紛争が再び激化するとの警戒感から円売りが後退したほか、
ベテランズデー (退役軍人の日)の 祭日で米国債券市場が休場で参加者が限られる中、
ポジション調整と思われるドル売りが持ち込まれ、115円03銭まで押し戻される動きとなり
115円30銭でNYを引けています。

DMIを見ると、NY時間のドル下落とともにADXが低下しており、上昇力に陰りが出たことを示しています。
また、NYの引けにかけてのドルの持ち直しでもADXが上昇していないため、調整がまだ続いている
といえそうです。

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