2014/5/21のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、朝方は日銀の金融政策決定会合の結果待ちという事もあり、101円台前半での
小動きが続きました。
金融政策は予想通り現状維持だったものの、黒田東彦総裁が日本経済について楽観的な見通しを示し、
追加緩和を示唆しなかったため、ドル/円は売りが先行し、下値抵抗であった101円水準を割り込むと
ドル安が加速、ロンドン取引時間に一時100円80銭と3カ月強ぶりの安値をつける展開となりました。
この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けを示現しましたが、きれいな形のバンドウォークには至らず、
その後すぐにドルの持ち直しの動きとなっています(A)。
NY時間に入ると、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した4月会合分の連邦公開市場委員会(FOMC)
議事録で利上げのプロセスが協議されたことが明らかになったため債券売り、利回り上昇に伴うドル買いが
優勢となり、ドル/円は一時101円63銭の高値をつける展開となりました。
ただし、この上昇はボリンジャーバンドのアッパーバンドで上値を止められており、上昇力にも限りが
あったことが示唆されています(B)。
MACDを見ると、東京時間のドル下落も、NY時間のドル上昇も、相場の動きに先駆けてMACDが
転換していることが確認できます(C)。
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