2013/12/16のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
週明けのドル/円相場は、先週末のドル反落の流れを受け継ぎ軟調な推移となりました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え模様眺めムードが強いなか、株安や中国指標の悪化を嫌気し
リスクオフの流れで円が買い戻されたといえます。
朝方発表された12月調査日銀短観で、大企業製造業・業況判断DIがプラス16と予測(プラス15)を上回ったものの反応は鈍く、日経平均が下落に転じると円の買い戻し圧力が強まりました。
さらに、12月中国製造業PMI速報値が3カ月ぶりの低水準になったこともリスクオフの流れを強めました。
もっとも、テクニカルではドルの下落でボリンジャーバンドのロアーバンドのタッチしたもののバンドウォークは起きず、
下落の勢いは強くないことが示唆されています(A)。
また、MACDを見ると海外市場ではすでに買い転換しており、このドル/円の下落が一過性のものであった可能性が
示されています(B)。
ただし、MACD・シグナルともにゼロラインまで上昇出来ずにおり、
ボリンジャーバンドのミッドバンド水準で推移していることから、ドルの反発の期待しにくい流れといえそうです。
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