2013/12/13のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。 |
先週のドル/円相場は、米国議会超党派委員会で財政改革協議が合意に達したことで
17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラム縮小観測が高まったこと、
日本の10月の経常収支が1279億円の赤字を記録したことなどを受けドルが一段高となり、
週末には一時103円92銭まで上昇しました。
伊藤公的年金改革有識者会議座長が、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の
ポートフォリオ・リバランスの前倒しを要請したことが円売り要因に、次期FRB副議長候補に、
タカ派のフィッシャー前イスラエル中銀総裁の名前が挙がったことが、ドル買い要因に、なったとの指摘もあります。
テクニカルで見ると、継続して上昇力の強い形が続いています。
一目均衡表の三役好転に変化はなく、高値も確実にクリアーして上昇しています。
反落の兆しが見えるまでは、レベル感からのドル売りは危険な状況に変化はなさそうです。
ただし、価格とRSIがダイバージェンスを示しており、反落リスクは高くなっていることには
留意したいところです(A・A’)。
今週は、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の有無を見極める展開が
予想されます。
テーパリングは、現状の月額850億ドルの資産購入額が、100-200億ドル程度縮小されると予想されていますが、
見送られた場合はドルの反落要因となりそうです。
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