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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/6/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・1%)、MACDを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、日銀金融政策決定会合に対する失望をきっかけとしたリスクオフの流れはひとまず収まり、96円90銭まで買い戻される展開となりました。
日経平均株価がプラス転換するタイミングでは海外ファンドの買いも観測されましたが、日銀会合に対する失望の余韻が残るなかで、全般的には方向感の乏しい動きとなっています。

海外時間に入ると、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和を今年の夏にも縮小し始める可能性があるとの観測を投資家が再検証する中、ドルが主要通貨に対して下落しました。
ドル/円は、一時95円13銭と4月4日以来の安値をつけています。
FRBが資産購入プログラムの縮小にいつ着手するかをめぐる先行き不透明感が世界の市場をかき乱す形となっており、為替相場はボラティリティが拡大する展開が続いています。

テクニカルで見ても、一昨日は1%乖離のエンベロープを大きく下回り、昨日も安値は1%乖離のエンベロープまで達しています。
通常、ドル/円の1時間足では0.3~0.5%乖離にとどまることが多いことを考えると、ボラティリティの高さが分かります。

しかし、MACDが交錯を始めているように明確な方向性がなくなっているため、乱高下に振り回される展開が続きそうです。

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