2013/6/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日のドル/円は、日銀金融政策決定会合の結果の失望し、円が買い戻される展開となりました。
朝方は、99円台での取引もありましたが、日銀金融政策決定会合で政策の現状維持が決定され、長期金利安定化に向けた追加策を打ち出さなかったことへの失望感から一気に98円を割り込む展開となりました。
その後、海外市場でも、日銀に対する失望感が強く、さらにドル売りが加速、欧州時間ではバンドウォークを伴ったドルの下落が見られました(A)。
NY時間に入ると、底堅い動きが見られたものの、米3年国債入札の低調な結果を受けて米国債利回りが跳ね上がったことで円買いが再度加速し、95円60銭まで下げる展開となりました。
もっとも、この間価格の下落は見られましたが、RSIは横這いを続けており、このダイバージェンスは目先の底打ちの兆しとなっているように見えます(B・B’)。
通貨オプション市場では、ドル/円の1カ月物の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)が約15%と、1年余りぶりの高水準に達しており、当面上下動の激しい乱高下が続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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