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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/4/2のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャートは、ドル/円の1時間平均足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、リスク・オフのムードのなか、日銀の金融政策決定会合を前に利益確定のドル売り・円買いが断続的に流入し、後場の東京株式市場で日経平均が下げ幅を拡大したことで下落が加速、一時92円57銭と3月1日以来の安値を付けました。

ただし、黒田日銀総裁が衆院予算委員会の金融・経済・財政等に関する集中審議で「基金と輪番を合体してわかりやすい形で緩和を示していく」と述べ、日銀が国債を買い入れるため現在併用している二つの方式を統一する意向を明言したことで、日銀が大胆な金融緩和に踏み切るとの見方が強まり、ドル/円は値を戻す展開となりました。

テクニカルで見ると、東京午後まではパラボリックが売りサインを出し続けていたことが分かります。
同様にMACDもほぼ同じ時間帯で売りサインとなっています。

その後、ドルの反発で買い転換してからは一貫してパラボリック、MACDともに買いサインを出し続けています。

基本的には、日銀の政策の具体的内容次第という相場が続いており、また週末の米雇用統計を控えていることからポジションを新たに構築するというよりは、ポジションを調整する動きが続くものと思われます。

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