2012/8/28のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日のユーロ/ドルは、東京の朝方ニュージーランドドルの下落をきっかけとしたクロス円の下落に引きずられる形で下落し、一昨日の安値を下回る動きとなりました。
しかし、このときは価格の切り下げはあったものの、RSIはほぼ横ばいでの推移となっておりダイバージェンスを形成しています(A・A’)。
ダイバージェンスは、相場反転のサインとなることが多く、昨日のその後にユーロの反転が見られます。
海外市場に入ると、ユーロ/ドルは3日ぶりの反転に転じる動きとなりました。
欧州中央銀行(ECB)による債券買い入れや米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和への期待が追い風となったと指摘されます。
これは、ドラギECB総裁が多忙のため、週末に米ワイオミング州ジャクソンホールで行われる中銀関係者の会合を欠席するとのニュースで6日に開かれるECB理事会を前に、総裁は債務危機対策の取りまとめに忙殺されていると受け止められ、ECBの債務対策への期待が高まったというものです。
この動きでユーロは大きく上昇しボリンジャーバンドのアッパーバンドに達していますが、バンドは既に拡大している状況でありバンドウォークにつながる動きとはなりませんでした(B)。
市場の焦点は、31日に行われるジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演、9月6日のECB理事会、9月12日に下される欧州安定メカニズム(ESM)の合憲性をめぐるドイツ憲法裁判所の判断に集まっているようです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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