2012/7/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)、RSIを表示しています。 |
昨日の東京市場から欧州市場にかけてのドル/円は、米FOMC議事録の公開を控えて模様眺めながらリスク・オフのムードが強く、じりじりと円が買い進まれる動きとなりました。
東京朝方にパラボリックが売り転換して以降、一貫して売りサインを続けていることが確認できます(A)。
また、この間RSIも50以下の低水準で推移しており、ドル軟調な地合いが示唆されています(B)。
その後、日銀によるレートチェックのうわさもあり、ドル/円は急速に値を戻す展開となりました(C)。
NY時間の午後発表された米FOMC議事録で、経済状況がさらに悪化しないかぎり量的緩和第3弾(QE3)は実現しない可能性が示唆され、市場ではQE3は当面ないと受け止められたこともドル買い戻しの要因とに指摘があります。
本日は日銀の金融政策決定会合があり、マーケットでは緩和見送りがコンセンサスとなっているものの、海外勢などを中心に多少の期待もあり、何もなければ円がいったん買われる可能性もあるとの見方も出ています。
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