2012/2/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャートは、ドル/円の1時間平均足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円相場は一貫してドルが底堅い動きを続け、上値抵抗であった80円を突破する展開となりました。
80円水準には本邦輸出企業や個人投資家のドル売りに加え、オプションバリアーの存在も指摘されており強い抵抗でしたが、海外のモデル系ファンドのドル買いがそれを打ち破ったといわれています。

テクニカルには、東京スタートから一貫してボリンジャーバンドのアッパーバンドに絡む動きが続いていることが確認できます。
この間、平均足は陽線を続けており、相場基調の強さが窺えます（A）。

また、DMIを見てもADXが上昇を続けており、トレンドの発生が確認できます（B）。

さらに、ボリンジャーバンドのロアーバンドを見ると上昇の反転サインであるバンドの転換が起こっているのも関わらず、相場はアッパーバンドのバンドウォークを続けており、この上昇力が極めて強かったことがわかります（C）。

強い上値抵抗の80円水準を抜けてきたことで上昇余地が広がったと考えられますが、現状では80.50円水準に再びオプションバリアーが噂されており、連騰に対する調整の可能性も考えておいた方がよいかもしれません。

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