2011/12/12のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日の東京時間のドル/円は、膠着感を強める動きとなりました。
東京時間の値幅は、およそ10銭程度にとどまり、クリスマス相場を先取りしたかのような動きとなっています(A)。
欧州市場に入ると、先週のEU首脳会議の結果で債務危機を解決できるかどうか懐疑的な見方が強まり、市場はユーロ圏の一斉格下げの可能性を意識し始める動きとなりました。
この流れで、ユーロが下落し相対的にドルが買われる展開となっています。
ドル/円もこのドル買いの流れを受けてドルが上昇し、ボリンジャーバンドがバンドウォークを示現しています(B)。
もっとも、この動きは長くは続かず反落しかけていますが、その後イタリア国債などの利回り上昇を嫌気したユーロ売りでユーロが約1%下落したことを受け、もう一段のドル上昇の動きとなりました(C)。
DMIを見るとADXが上昇に転じており、ややトレンドが発生しているように見えます(D)。
もっとも、ドル/円は上値も抵抗が強いことから、さらなる上昇につながるかどうかは疑問が残るところです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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