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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/6/17のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週は、週央に米国の消費者物価指数が予想を上回る上昇を示したことで、ドル買いにつながり81円08銭まで上昇する局面もありました。
しかし、ドル/円の81円台には、本邦機関投資家、本邦輸出企業、マクロ系ファンドなどのドル売りオーダーが控えており、米国民主党と共和党による連邦債務上限引き上げ協議が難航していることやギリシャのデフォルト懸念などから、上げ渋る展開となっていました。

テクニカルには、週央の上昇が先行スパンの雲で止められていることが確認できます。
目先、この雲が上値抵抗となり、ドル上昇にはこの雲をしっかりと上抜く必要がありそうです(A)

ただし、遅行スパンを見るとイメージが変わります。
現状では、ローソク足と遅行スパンが同期して動いており、この動きが続く場合、今週はドルが上に引っ張られていくことが期待されます(B)

もっとも、Williams%Rを見ると現在は中立水準に近く、明確な方向感がないため、先週同様の80円を中心としたレンジ相場が続いてしまう可能性もありそうです(C)

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