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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/5/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・0.5%)、MACDを表示しています。

昨日は、先週末のドルの戻りの流れを継続するムードで始まりました。
底堅い動きでサポートラインSを形成する動きとなっています。
ただし、上値は80円後半が重くレジスタンスラインRで上値抵抗が形成されていることが分かります。
この間MACDを見ると買いに転じきれず交錯しており、上値抵抗に上昇力が阻まれていることが確認できます(A)

この上下の抵抗線の結果として、三角持合いが形成され、その形状は教科書的には上昇三角持合いとなりました。

しかし、実際には、米S&Pやムーディーズがギリシャの格下げを発表したことや中国副首相が「ユーロ圏の財政問題は市場の信頼を傷めた」と発言したことなどを受けて、リスク回避的な円買いが強まったことで、この三角持合いは下抜けしてしまっています。

そして、下抜け後は下落スピードが加速し、80.20円水準まで下押ししました。
この水準はエンベロープの0.5%乖離水準であり、このラインが目先の下値抵抗として機能することになりそうです(B)

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