テクニカルで検証する昨日の相場

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

昨日のアジア時間では、一貫してユーロが堅調な足取りをたどっています。
一昨日のNY時間にパラボリックが買い転換して以降、ユーロの上昇が継続していることが確認できます(A)
この間、MACDも買いサインを出し続けており、ユーロの上昇トレンドをサポートする形となっています(B)
ECBによる利上げが近いとの思惑からユーロ買いが進んでいるものと考えられます。

その後NY時間では、ポルトガルの2010年の財政赤字の対GDP比率が政府目標の7.3%を上回る8.6%となったことでポルトガルの国債利回りが上昇したこと、またアイルランドの銀行の資本リスクなどもあり、ユーロ/ドルは、1.4230ドル水準の戻り高値を維持できずに反落する展開となりました。
この流れでパラボリックも売り転換しています(C)
また、MACDを見るとパラボリックに遅れる形でMACDがシグナルを下抜けたことでユーロ売りを確認しています(D)

本日は、日本の期初にあたり次の動きが期待されるところですが、夜には米雇用統計を控えていることもあり、アジア時間では大きな動きは期待できないかもしれません。

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