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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/28のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間平均足、パラボリック、MACDを表示しています。

パラボリックをみるとドル/円は先週の終りに売り転換して以降、週初の昨日朝も売りシグナルが出ている状況となっていました。
先週のドル売り圧力を受け継いだ形状といえます。

しかし、MACDが昼前に買い転換に転じています(A)
そして、その後ドル買いを裏付けるようにパラボリックも買い転換していることが確認できます(B)
81.60円水準でダブルボトムを付けた形状となっており、反転を起こしたように見えます。

その後平均足でも陽線を続け、ドルが上昇していますが、22時に陰線が1本出現しており、ドルの上昇力の陰りが窺えます。

実際その後、パラボリックは売り相場に転じてしまっています(C)
そして、今度はそれの若干遅れる形でMACDが売りサインを出して、ドル売りの動きを確認していることが観察できます。

【テクニカル一口解説】

1. パラボリック
パラボリックは、J.W.ワイルダー氏が考案したSAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインを用いたトレンドフォロー型の指標です。
パラボリックには「放物線上の」という意味があり、 SARがチャート上に放物線を描くように見えることから「パラボリック」と呼ばれています。
描かれた放物線(SAR)と実際の価格の交差するポイントが売買転換点を示し、途転(買い方なら買いを手仕舞い、売りを入れる手法)を繰り返して行うのがパラボリックの狙いです。

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